ハイキングに行った#1 大山@神奈川県

友人と、神奈川県は大山にハイキングに行ってきた。
江戸時代には大山詣でが盛んで、富士山や大山へ続く道と記されている道標を生活圏内でちらほら見かけることもあり、
いつかは登ってみたいなぁと思っていた山。
詣でと言っても、鶴巻温泉も近いし、敬虔な信者が集うものというより
遠足旅行みたいな意味合いが強かったんじゃないかと勝手に思っているけど、どうなんだろうか。

現代人なので、小田急線とバス、ケーブルカーを乗り継いで、阿夫利神社に到着。
本殿まで階段を登って、本殿の裏からさらに石段を登って、頂上を目指す。

頂上までほぼ傾斜のきつい石段を登るので、結構きつかった。
初心者向きの山と聞いていたけれど、初心者向きとは…?って4回くらい思った。
途中で足が上がらなくて、手を使ってよじ登ったところもあった。
空気は冷たく、吐く息も白かったけれど、登っていると暑くなる。
フリースとシャツを途中で脱いで、リュックにしまった。

山を登る道すがら、寄贈(寄進と言った方が正確かしら)された石造物がちらほらあって、
一緒に行った友達はそれを見つけては足を止めて文字を解読していた。
代田村(世田谷)とか、橘樹村とか。
橘樹村、どこだろう聞いたことないねぇと話していたけれど、
現在の横浜・川崎あたりの地名らしい。

周りに高い山が無く、とにかく眺望が良い。
相模湾江ノ島三浦半島も見える。
坂道がきついと言ってもかなり整備されているし、
ちょっとひらけたところに出ると良い眺めなので、登っていてとても楽しかった。

神奈川県の山は海が見えていいなぁ。って5回くらい言って、
友達に「埼玉県人が申しております」ってからかわれるのを何回かやった。

1時間半程度で頂上に到着。すっごく寒かった…。
フリースを着直して、気持ち急いでご飯を食べる。その間にも手がかじかんでしまうくらい寒かった。
売店で買った豚汁、さっきまで沸騰してたんじゃないかと思うくらい熱々で、
でもそれがありがたかった。

下りはそこまで暑くならず、というか寒いくらいだった。
手袋を持ってきて本当によかった。
まだ紅葉がちらほら残っていて、最後の方はその風情も楽しめてよかった。

無事に阿夫利神社まで戻ってきて、神社がやってるカフェで休憩して、
ケーブルカーで下山。
伊勢原駅にバスで戻り、一つ隣の鶴巻温泉駅へ。
秦野市温浴施設「弘法の里湯」でお風呂に入って、
食事処で天ぷら定食を食べて、私は焼酎お湯割も一杯飲んで、
大変良い休日でした。

しかし日頃の運動不足が祟り、現在、笑っちゃうくらい筋肉痛が酷い。
ちょっとは筋トレしないとなぁ…。